古くから庭を彩るつる性植物として親しまれてきたクレマチス。長泉町は、その一品種で富士山や箱根山の赤土と雪解け水で育った「駿河のクレマチス」の苗木の全国シェアが60%を占める、日本一の産地です。細くて丈夫なつるを持つことから、和名を「テッセン(鉄線)」といいます。写真は長泉町から提供いただきました。
長泉町東野には「クレマチスの丘」という有名スポットがあり、1年を通じて多くの色々なクレマチスが咲いていました。現在はコロナ禍などの影響もあり閉業しているため見ることはできませんが、駿河平やお花屋さんにもあるので、ぜひ実際のクレマチスを見ていただきたいと思います。
クレマチスの特徴は種類が豊富なこと。色は、青紫系、赤系、ピンク系、白系の四種類、お花の種類はパテンス系、パテンス八重系、ジャックマニー系、フロリダ系、モンタナ系、ビチセラ系、テキセンシス系、インテグリフォリア系など他にも色々な系統のクレマチスがあります。私が好きなのは、その代表格と言えるパテンス系の青・紫系のクレマチスです。
現在、長泉町ではクレマチスの丘の復活に向けた活動が行われています。いつか再び、長泉町が誇る駿河のクレマチスをはじめ、多くのクレマチスの花を楽しめる日が来ることを願っています。
<長泉町未来人 秋山侑波 発信>